第6回 家計の財布は旦那さん持ち。コツコツ貯めたヘソクリをどう活用する?/30歳美紀さん(仮名)

  • となりの夫婦の秘密をのぞき見!金と投資と男と女 / FROGGY 編集部

みなさんは、大切な人とまじめにお金の話をしていますか?

「今日のデート代、払ってくれるかな?」
「え、割り勘?」
「うわー、7:3で多めに出すことで体裁保ってきたよ……」

「おいおい、おごられ待ちかよ。財布くらい出せよ」
「またブランドのカバン買わされるわー」

このような感情を、だいたいの男女が味わっているはず。
男と女は、ロマンチックなことだけではありません。
しかし! だからと言って、お金の話は決して男女のタブー話ではないのです。

大切な人と、もっとまじめにお金の話してみませんか?
実はお金ってけっこうロマンチックなのかも!?

前回記事の奥さん編!

今日のゲスト
田辺美紀さん(30歳/仮名)
昨年男の子を出産し、現在は1歳児のママ。結婚を機にパートタイムに転職、出産のタイミングで専業主婦に。

めずらしく押され気味のチーフ。

チーフ

はーい、どうも。チーフだよぉー。
テンション上げるためにローラとほぼ同じセリフで入ったけど、おばさんには無理があったわ。次、奥さんのターンね。お待たせしましたね。

美紀さん

うふふふふふふ~、なんでも聞いちゃってくださ~い!!

チーフ

…………。
すんごい前のめりで取材に臨んでくれてありがたいんだけどさ。この私がちょっと押され気味って、結構なことよ?
まあいいや。あのマジメな旦那さんとはどこで出会ったの?

美紀さん

大学時代のサークルですっ!

チーフ

へー。なんのサークルよ。

美紀さん

さて、なんでしょーか??

チーフ

ちょっと、タクシー呼ぶわ。

美紀さん

すみません、調子のりすぎた、待って、まだ帰らないで!!!
テニスサークルです。

チーフ

いいですか、2度とそのテンションで逆質問しないでくださいね?

美紀さん

すみませんってぇ~(笑)。

カエル先生ベタ褒めの家計簿。その中身は?

チーフ

大学時代のテニスサークルで旦那さんと出会ったのね。
ていうか、旦那さんめっちゃマジメじゃん? あんな冷静でしっかりしてる人と、もはや平野レミみたいなテンションの奥さん。毎日一緒に生活できるテンションじゃなくない(笑)?

美紀さん

いやいやいや! 実は私も建築学科卒でリケジョなんですよ。国立大学でてるし、緻密な製図とか得意だったんですからっ!!

チーフ

え、そうなの!? それはすごいわ。
ところでさ、美紀さんは今専業主婦でしょう? 旦那さんがお財布管理してるって聞いたけど、生活費4万円って、私からしたら結構厳しめかなーとか思うわけ。ぶっちゃけどう?

美紀さん

全然困ってはいないですね、ちょうどいいですよ! 生活費といっても、光熱費とか携帯代とかは銀行引き落としなので別。この4万円は、食費とあと日用品代とかですね。子供のおむつとか、そういうの。

先生

すばらしい金銭感覚ですね。

美紀さん

やったー! カエル先生に褒められるなんてすごくない?
浩二くーーん! 私褒められたよー!!

浩二さん

(つとむくんに向かって)ママ褒められたってー、良かったですねー!

チーフ

うるさいなー、もう(笑)。
月4万円だと、1週間ざっくり1万円みたいな感じで計算してるの?

美紀さん

そ・れ・が! ちゃんと家計簿つけてるワケですよー!!! 見ます?

チーフ

え、うん、それは見たい!!

美紀さん

ジャーン!!!

チーフ

え、まじの家計簿じゃん!!! アプリとかじゃないんだ。お母さんが電卓とペアで引き出しにしまってるやつだ。

美紀さん

そうそう! 母が使ってたようなものと似てるものを探しました。結婚して以来、毎月の収支をちゃんと書いてるんですよ、ほら! ほら!!

チーフ

これはホントすごい。マメだなー。カエル先生も見てみてください。

先生

どれどれ……これはいいですね。
家計簿って今はアプリなど、ラクをする方法は色々ありますが、こうして手書きで管理するのが実は一番記憶に残りやすいのです。苦手なのを無理して手書きをしていると、記録が目的になって振り返りをしないということも起こり得ますが、美紀さんの家計簿は毎月キチンと集計して、繰越金も記録されています。これは本当に素晴らしいです。

美紀さん

えーやったー! 私今、めっちゃ褒められてるーー!!

先生

美紀さんが管理している月4万円は、家庭での食事(外食は別)と日用品なので、極端に少ないわけでもありません。良い目標金額だとおもいますよ。
たとえば、食費は手取りの15%程度に調整すると、全体のコントロールがしやすくなります。美紀さんが管理する4万円のうち、日用品が5000円程度とすると、家庭での食費が3.5万円。外食が1~2万円使うとして、月全体の食費は4.5~5.5万円。世帯年収が500~650万円くらいの場合、適当な割合と考えられますね。

チーフ

カエル先生のお墨付き!!!

戸棚に隠している封筒の中身は? “○○○○の分だけ投資”のすすめ

チーフ

あとは、お小遣いが毎月2万円あるそうね。これは主に、どんなことに使ってるの?

美紀さん

ムダ使いはしてないですけど、だいたい贈り物に使っちゃうかも。たとえば実家に帰ったときの友達へのおみやげとか。あとは、この歳になっても友達に誕生日プレゼントを贈ったりしてるんですよ~。

チーフ

美紀さん、あんた、ええ子や。
そういうギフトのほかは? 洋服とかコスメとか??

美紀さん

うーん……、コスメはドラッグストアとかでお得なものを買ってますね。あとは、洋服も独身時代に比べたら、すっかり買わなくなりましたよ。持ってるものの中で着まわしたり!

チーフ

家計簿もそうだけど、ゆるく見えて実はかなり堅実なのね、美紀さん。

美紀さん

それにね、余ったお金はちゃんと翌月に繰り越してるんです。

チーフ

お、いわゆるヘソクリってやつ?? どこに隠し持ってるのよ、それ。

美紀さん

別に、浩二くんに秘密にしてるってワケじゃないんですけどね。ほら、ここに……(ガサゴゾ)。

封筒(笑)!!!!!?????

美紀さん

え? ヘソクリっていったら、封筒でしょう。

先生

そういえば前に、タンス貯金してる人もいましたね。
もし浩二さんが家庭としてのまとまった預貯金を積み上げているようであれば、美紀さんのヘソクリについては投資にまわしてもみても面白いかもしれませんね。

美紀さん

と、投資ー!!??

先生

今は数千円からでも投資信託が買えます。「数十年後に戻っておいで」と思える予算であれば、“ヘソクリの分だけ投資”もアリだとおもいますよ。

美紀さん

へー、ちょっと浩二くんにも相談してみよっとー!

共働き夫婦の落とし穴……?

美紀さん

私、今働いてないじゃないですか? だからぶっちゃけ、あんまりお金を使うのも申し訳ないなーっていうのはありますね。

チーフ

へー。それでもやっぱり専業主婦でいたい?

美紀さん

ですね~! 子供が小さいうちは、家にいたいですかね。でも、子供が学校に通いだしたら、ほどよくパートしてみたいかな。

チーフ

いいなーーー。ウチなんて、共働きで必死こいて働いてんのに、全然お金貯まらない。

先生

そうですね。共働きだと収入は増えますが、家計管理にゆっくり向き合う時間がとりづらくなる側面もあります。それぞれが自由にお金を使える雰囲気になると、情報共有もおろそかになりがちです。「相手がもっと貯めていると思っていた!」なんていうケースが心配ですね……。

美紀さん

え、なんか、かわいそう。

チーフ

そんな目でみないで、悲しくなるから。
でも、カエル先生の言う通り、ウチはまさにそのタイプ。気をつけます。
美紀さんはさ、旦那さんに不満ないの?

美紀さん

あるわけないない!! 浩二くんは、ご覧の通りほんっとにしっかりしてるんですよ。子どもの学資保険に入るってなったときも、全部しっかり調べてここにしようって決めてたし。

チーフ

お、学資保険はいってるんだ?

美紀さん

月1万円の学資保険と、あとは浩二くんの生命保険に月1.5万円。

チーフ

へー、ちゃんとしてるね。じゃあさ、専業主婦での不満とか大変なこととかないの? なんか、そういうのちょうだい。

美紀さん

う~ん、毎日のご飯作りですかね。これはね、私が本当料理が苦手だから大変なんですよ。浩二くんのお弁当とか、毎日美味しくできてるかって不安です……。

浩二さん

え、いつも美味しいよ! 毎日頑張って、家事も料理も家計のやりくりもしてくれて、ありがとうね。

美紀さん

えーほんとーーー!!?? 嬉しい!! 浩二くんこそ、いつも仕事で忙しいのに子育て協力してくれてありがとうね!
チーフ、カエル先生、見てみて。そんな今も、浩二くん子どもに離乳食を食べさせてくれてるでしょう?
もう、最高な旦那さん!! ザ★優良物件!!!

浩二さん

僕はこれくらいしかできないから~。
僕も美紀ちゃんにはいつも感謝してるよ!

チーフ

んだよ、結局ラブラブかよ。

先生

はいはい、ごちそうさまでした。帰りましょう。

<のぞき見メモ>
1 家計簿は手書きのほうが記憶に残りやすくてベター。ただし、「記録すること」が目的にならないよう、続けやすい方法を選ぼう。
2 食費は手取りの15%程度に調整してみよう。
3 毎月の繰越金をタンスにしまっておくのはもったいない! 「数十年後に戻っておいで」と思える予算であれは、“ヘソクリの分だけ投資”も選択肢にいれてみよう。
4 共働き夫婦はお互いに「相手がもっと貯めていると思っていた!」という落とし穴に注意しよう。