「無病息災」の亥年を象徴する「健康サポート企業」

あけましておめでとうございます! 今年も身につけておきたいお金の知識を楽しく学べるコンテンツを発信して参りますので、引き続きFROGGYをよろしくお願いいたします。

さて2019年は亥年。イノシシは十二支最後の干支です。干支は植物の成長過程と重ねられることがありますが、それによれば、亥年は種に生命を引き継いだ状態を表すとのこと。また、イノシシの肉は栄養価が高く、病気予防になることから、「無病息災」の象徴でもあります。

「無病」は病気にかかっていないこと。「息」はやめる、防ぐ意を表します。「息災」は、もとは仏の力によって災害・病気など災いを除くことを指していました。それが転じて、健康で元気な様を意味します。そこで今回は、みんなの健康維持に欠かせない企業をご紹介します。

電子体温計や注射器などでトップシェア【テルモ】

私たちが病院に行ったときにまず初めに渡される体温計。かつては水銀の入ったガラス製がほとんどでしたが、現在は電子体温計が主流となっています。そんな電子体温計のトップシェアを誇るのが「 テルモ  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」です。

同社は体温計だけでなく、血液検査などで使う注射器をはじめ、心筋梗塞や狭心症などの治療で活躍するガイドワイヤーなどの医療器具でトップシェアを握っています。国内のマーケットは頭打ち傾向ですが、海外での売上は2ケタ増収を達成(2017年度)。世界展開を進めることで、まだ伸びしろが大きい事業と言えそうです。

また、最近では、血圧などのデータが測定器からダイレクトにカルテに送られる、「通信機能付バイタルサイン測定機器」なども手掛けています。看護師がメモをとる手間が省け、また誤入力が発生するリスクが軽減、時間節約にもつながっています。患者さんだけでなく、病院にかかわるすべての人をサポートする企業と言えそうですね。

健康診断のトータルサポーター【バリューHR】

いち早く大きな病気の兆候を捉えるのに有効なのが、定期的な健康診断です。現在、従業員の健康管理は企業にとって重要なミッションの1つになっていますが、全社員の診断状況を自前でチェックするのは骨が折れます。そんな課題を解決してくれるのが「 バリューHR  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」です。

同社は、健康保険組合などに対して、健診予約システムなどを提供する「バリューカフェテリア事業」と、組合の効率的な運営の支援を行う「HRマネジメント事業」を手掛けています。中でもバリューカフェテリア事業は、健診の予約から、費用精算、未受診者への催促、保健指導までトータルな健康管理を実施できることから、企業のニーズをがっちり掴んでいる模様。セグメント別売上高は2017年度まで6年連続増収となっているほどです。

「人生100年時代」といわれる今、ますます日々の健康管理の重要度は増すばかり。健康診断をアウトソーシング(外部発注)する動きは、これからもさらに広がりを見せるのではないでしょうか。

オリジナルプランでエクササイズを応援【コナミHD】

健康維持のために必要だとわかっていながら、なかなかできないのが「継続的な運動」。そんな悩みを解決してくれるのが、スポーツジムなどを運営する「 コナミHD  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」です。

同社では、目的と頻度に応じて使用できる「アドバイスシート」や、個人に合わせた運動カウンセリングが受けられる「マイフィットプランナー」というサービスを用意。これにより、インストラクターと相談しながら、個人の目的やライフスタイルにあった計画的な運動が可能になるとのこと。ひとりでは、「来週やればいいかな」とつい運動を先送りしてしまいますが、こうした仕組みを利用すれば、健康維持に役立つかもしれません。

また、最近では、健康志向の強い団塊世代を中心に、高齢者の利用が増加傾向にあります。そんな状況に対し、コナミは60歳以上をメインターゲットとしたスポーツクラブ「OyZ(オイズ)」を展開。片足立ちや5メートル歩行などを取り入れたフィットネスプログラムを提供したり、リズミカルに足踏みしながら暗算するメニューを用意したりと、高齢者の健康維持ニーズに対応しています。日々の健康維持のためには、欠かせない企業の1つと言えるのではないでしょうか。

医療界のAmazon!? webで医療従事者をサポートする会社【エムスリー】

日々進化する医療技術。医者だけでなくあらゆる医療従事者にとって、最新の医療・医薬品情報を収集することは不可欠と言えます。そんな医療に携わる人たちをサポートするのが、「 エムスリー  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」です。

同社は日本最大級の医療従事者向けサイト「m3.com」を運営。日本国内の全医師数の約8割が会員として登録しており、圧倒的な影響力を持っています。かつては医師同士を繋ぐプラットフォームという色合いが濃かったのですが、現在は医師と患者、医師と医薬品・医療機器メーカーを繋ぐメディアに成長。2014年度以降、4期連続で2ケタの増収・営業増益を達成しています。

さまざまな医療従事者が集まるプラットフォームを持っていることにより、「医療界のAmazon」との呼び声もあるエムスリー。2018年7月には、世界中のどの医療機関でも利用できる、AIによる独自画像診断プラットフォームの構築を開始しました。これにより、医者個人の経験ではなく、プラットフォーム上のさまざまな症例を活用した診断の補助情報を得ることができるようになったとのこと。いち早く最善の治療を施すための強力なツールとして、これからの活躍が期待されます。

おなかの中から、健康を考える会社【ヤクルト本社】

ヤクルトやジョアなど乳酸菌飲料でおなじみの「 ヤクルト本社  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」。企業理念「世界の人々の健康を守りたい」にあるように、世界中の人々の健康をおなかの中から考えようとしているのが同社の特徴です。

ヤクルトの始まりは、創始者である医学博士の代田 稔が、病気にかからないようにする「予防医学」を志す中で、乳酸菌が腸の中の悪い菌を抑えることを発見したのがきっかけでした。これをさらに強化培養することに世界で初めて成功し、「乳酸菌シロタ株」と呼ばれる乳酸菌になりました。

現在では、世界38の国と地域で、毎日3900万本(2017年度実績)のヤクルトが飲まれています。足元では、中国事業の失速が業績全体の足を引っ張っていますが、弊社ではあくまでも一時的な減速ととらえています。ベトナムやアメリカなどでも成長の芽が膨らみ始めており、むこう3ヵ年の営業利益の成長率は年平均15%と食品株で最も高い成長を予想しています。まだまだ成長余地がありそうなヤクルト本社。これからが楽しみな身近な企業の1つと言えますね。

「無病息災」を願う年である亥年。今回は、みんなの健康をサポートする企業を見てきました。健康でいるうちはなかなかありがたみがわかりませんが、いざ病気になるとその大切さが身に染みるもの。人生100年時代といわれるいま、健康は誰にとっても大きな課題の1つです。そんな時代に活躍する「健康サポート企業」に注目してはいかがでしょうか。

今回のテーマで取り上げた上場企業

テルモ
バリューHR
コナミHD
エムスリー
ヤクルト本社

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