「閑散に売りなし」

売り手も買い手も少ない、がらがらのショッピングセンターを想像してほしい。さみしくて出て行きたくなっちゃうよね。株式市場でもときどき似たようなことがあって、「閑散相場」と呼ばれている。相場が大きく変動した後に、買い注文も売り注文も減ってシーンとなった状態のことだ。株価が上がりそうなニュースや大企業の動きもあまりなくて、みんなが様子見になっている。そういうときに株を持っていると、「どうせ上がらないなら、売ってしまえ!」ってなりがちだ。でもさ、「短気は損気」って言うでしょ。閑散相場はいつまでも続かない。むしろ、みんなが息をひそめて次の動きを待っているので、ちょっとしたニュースで一気に売り買いが始まり、市場が活気づくことも多い。相場が閑散となったときは、「悪い状態」ではなく、「いい状態の前ぶれ」だと思おう。そして、売らずにチャンスを待つのが賢明だ。うっかり短気を起こす愚を戒める教えだね。