「歌を忘れたカナリヤは裏のお山に捨てられ、本業を忘れた企業は投資家に捨てられる」

「うーたをわーすれたカナリヤは~♪」。有名な童謡だけど、カナリヤはどうなるか知ってる? 裏山に捨てられそうになり、藪(やぶ)に埋められそうになり、ムチで打たれそうになり……。最後にやっと、月夜の海で歌うことを思い出す。ふう、危機一髪。現実って厳しくて、カナリヤが優雅に部屋で飼われるのは、美しい声で鳴くのを飼い主が聞きたいから。同じように、人や企業にも、自ら選び、また社会から与えられた「ミッション」がある。それを一生懸命やるからこそ、周囲が応援してくれるんだ。本業をおろそかにして無理な多角化に走ったり、ミッションではなく目先の利益を追いかけたりする会社は、歌わないカナリヤのように、やがて投資家に見放されるだろう。逆にいうと、投資家にとってみれば、「まじめに本業に専念している会社」こそ、応援するに値する。そんな目線で、投資先をチェックしてみよう。