「買いは家まで売りは命まで」

米株暴落を受けて、絶好調の日経平均も一時的に急落。こうなると、株価下落を狙う「空売り」をしたくなるけど、ちょっと待って。証券会社から株を借りて売り、その後買い戻すことで差額を得る「空売り」は、株価が下がっているときに利益を得る投資法だ。うまく使えばリスクヘッジになるけど、空売りで失敗して大損する初心者も多い。理由は、「買いは家まで売りは命まで」という格言で説明できる。10万円の株を買ったとき、最悪の結果は、倒産や上場廃止で株価が0円になること。では、空売りの場合はどうだろう。10万円の株を空売りして、9万円になれば1万円の利益。でも、株価が急騰して20万円、30万円……となっていくと、損失も10万円、20万円と、どんどん膨らんでいく。つまり、株価の下落には「底」があるけど、上昇には「天井」がない。ゆえに、買いの損失は家を失うくらいで済むけど、売りの損失はヘタすると命まで失う、ってことだ。株が10倍になる「テンバガー」は投資家の夢だけど、もし空売りした株がテンバガーしちゃったら……(真っ青)! みんな、空売りはくれぐれも慎重にね!