株価も右肩上がり!? 持てば持つほどおトクな「連続増配企業」とは

3月といえば3月決算企業から配当をもらえる権利が確定する月! 企業が稼いだ利益から株主に還元する「配当金」は、「優待」に並ぶ株式投資の魅力の1つでもあります。実はこの配当金を何年も増やし続けている「連続増配企業」があります。毎年増配ができるということは、好調な業績をキープし、株主へ積極的に利益を還元している証でもあります。株価も上昇トレンドになりやすく、中長期的な投資を考えている投資家にとっては、非常に頼もしい存在です。そこで今回はFROGGY編集部が注目する「連続増配企業」をご紹介します!

28年連続増配! 中長期で持ちたい代表格【花王】

1株あたり配当 1988年:7.1円→2018年:120円(会社予想)

ベビー用オムツの「メリーズ」やスキンケアに欠かせない「ビオレ」「キュレル」などを製造・販売する「 花王  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」。国内トイレタリー市場でNo.1の地位を築いているだけでなく、最近はアジアなどでも存在感を増しつつあります。特に中国では、EC(ネット販売)が伸びたことなどから、なんと乳幼児用紙オムツでトップシェアを獲得するまでになりました。

業績も好調です。2017年12月期の営業利益は2048億円と初の2000億円を突破しました。また、中期経営計画でも配当性向40%を目標としている他、2018年12月期も増配を予定しているなど株主に対して積極的に利益を還元しようという姿勢がうかがえます。こうした着実な業績の伸びや、株主を重視した方針などが追い風となり株価も好調なようです。もらえる配当も増え続けて、株価も上昇トレンドにあるということは、中長期で投資をするにはピッタリな企業と言えるのではないでしょうか。

「au経済圏」の拡大で最高益更新中!【KDDI】

1株あたり配当 2002年度:3.49円→2017年度:90円(会社予想)

携帯サービス・auブランドを展開する「 KDDI  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」。auの3900万のユーザー、1500万超のauスマートパス会員、約2500のauショップなどを基盤に、通信サービスだけではなく、食品・日用品の販売や電気サービスなどにまで事業領域を拡大させています。こうした「au経済圏」の拡大に伴い、最高益を更新し続けており、2018年3月期も16年連続増配となる見込みです(会社予想)。

また、同社は先端技術の開発にも積極的に取り組んでいます。自動運転やIoT(モノのインターネット)社会のインフラでもある次世代通信技術5Gの実証実験を実施したり、自動運転に欠かせない高精度3次元地図の整備にも携わっています。新たな事業領域の拡大が業績アップにつながれば、さらなる配当の伸びにも期待が集まりますね。さらに同社は100株(約27万円※2018年3月8日時点)以上で「全国47都道府県のグルメ品」から好みの商品を選べるなど、優待の面でも充実が図られています。「配当も! 優待も!」という投資家にはピッタリな銘柄と言えそうです。

血液検査でシェアNo.1! みんなの健康を見守る企業【シスメックス】

1株あたり配当 2002年度:3.125円→2017年度:60円(会社予想)

病気になった時や健康診断の時に必ずといっていいほど検査するのが、血液検査と尿検査。その時に使う検査機器を作っているのが「 シスメックス  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」です。半世紀前、血液検査では人の目で血球数を数えていましたが、同社が実用化した自動血球計数装置によって、いまでは2マイクロメートル(100万分の1メートル)の血球を1秒間に10万個のスピードで自動計測できるまでになりました。

そんな同社の強みは、なんと売上高の約8割がグローバルシェアNo.1の製品で構成されているということです! ニッチながらもシェアの高い製品が、同社の業績を支え、16年連続増配へとつながっているのです。今後も世界展開をさらに押し進める計画とのことで、世界中の人々の健康を見守るグローバル企業として要注目です。

“あったらいいな”をカタチにして20期連続増配へ【小林製薬】

1株あたり配当 1998年度:2.8円→2018年度:60円(会社予想)

トイレに置く芳香剤でおなじみの「ブルーレットおくだけ」や、高熱が出たときに欠かせない「熱さまシート」など、わかりやすいネーミングが特徴的な「 小林製薬  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」。同社は20期連続で当期純利益の増益を達成し、配当も20年連続で増配を予定しています(会社予想)。

そんな同社の製品はいまや国内だけにとどまらず、海外の消費者にも人気があります。米国ではカイロ、中国・東南アジアでは熱さまシートが好調とのこと。特に中国での認知度は高く、10人のうち8人が小林製薬を知っているとのアンケート結果があるほどです! また、国内では地図情報サービス「マピオン」と協力し、欲しい製品がどこの販売店で売っているかを検索できるようになりました。国内外で「“あったらいいな”をカタチにする」というブランドスローガンを実現する小林製薬。まだまだ業績の伸びしろは大きいと言えるのではないでしょうか。

福利厚生事業の元祖【リログループ】

1株あたり配当 2002年度:0.75円→2017年度:21円(会社予想)

日本で初めて保養所の利用や子育て支援といった福利厚生の代行サービスを始めたのが「 リログループ  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」です。それまでは大手企業だけが観光名所に豪華な保養所を持つことができていましたが、同社のサービス開始により、中小企業でも簡単に福利厚生が利用できるようになりました。

最近では、雇用環境の改善が続いていることから、社宅の管理や福利厚生のニーズが高まっており、なんと18期連続増収、9期連続で最高益を更新! さらにこうした国内での実績を海外でも活用し始めており、海外赴任のサポートやビザの手配などを実施しています。国内外問わず働く人を様々な形でサポートするリログループ。今後の展開に要注目です。

企業の「強み」が連続増配につながる

リーマン・ショックなど大きな景気後退も乗り越えてきた「連続増配企業」。その背景には、収益の柱を常に拡大していたり、圧倒的なシェアを持つなど、収益を伸ばし続けられる「強み」を持っていることがわかります。また、収益を株主に還元する積極的な姿勢も見られ、投資家の人気は高くなりやすく、株価も右肩上がりです。長い目で投資を考える際には、ぜひ「連続増配企業」をチェックしましょう!

今回のテーマで取り上げた上場企業

花王
KDDI
シスメックス
小林製薬
リログループ

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