密着! スゴ腕投資家www9945さんの「街角ウォッチ」【前編】

  • リアル投資家列伝・街角ウォッチで銘柄探し / www9945

行列の絶えない繁盛店や、棚に並べてすぐ売れてしまう爆売れ商品を展開する企業なら大きな利益が期待できそうだ。行列ができているか? 飛ぶように売れているか? それを知るにはニュースになるのを待つよりも街へ出たほうが早い。そんな発想で10年以上、「街角ウォッチ」を続けているのが、株式投資で2億円の資産を築いて会社を退職したwww9945さんだ。街角の何を見てどう考えるのか? 密着してみた!

2億円投資家は街で銘柄を探す

書を捨てよ、町へ出よう――そんなタイトルの名著もあるが、それを実践している投資家がいる。以前、登場してくれた資産2億円のスゴ腕投資家www9945さんだ。
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「10年以上前からの習慣ですね。最初はあるショッピングセンターの定期訪問でした。今、どんな商品が売れているんだろうと観察することで消費者の嗜好の変化が読み取れたんです。『あの売り場の床だけ汚れがひどいから、多くの人が立ち止まっているんだな』なんて(笑)」

目的は銘柄探しだ。有望銘柄を探す方法は、パソコンに向かって決算書を熟読したり、会社四季報を熟読するばかりではない。それも大切だけど、www9945さんが行なうのは街の移り変わりから時代の変化を読み解く考現学的アプローチだ。

スゴ腕投資家はなぜ池袋の街を好むのか

「見てください、あのドラッグストア」

池袋駅の雑踏をくぐり抜けロータリーを渡り終えたところで、www9945さんは指差しながら立ち止まった。取材陣は池袋の定期ウォッチングに同行させてもらったのだ。

「あのビル、以前は大手外資系銀行の池袋支店が入っていました。富裕層向けの営業拠点だったんです。それが2010年に撤退、次に入居したのが、高級アパレルブランドです。しかし同時期に「 GU(ジーユー)  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」の旗艦店もオープンし低価格化の波に押されたのか、今はご覧のとおり、「 サンドラッグ  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」に変わり、中国人観光客でにぎわっています」

なぜ池袋が調査対象なのか――。www9945さんによると「池袋は日本の縮図」だからだ。富裕層向けビジネスからインバウンドへ――駅前の超一等地のテナントの変遷はたしかに日本の変化を実感させる。

「入ってみましょうか。あそこ、Tax Free(タックスフリー)用のレジが設けられています。池袋を歩いていると中国人観光客の数も減っているように感じます。1、2年前のピーク時に比べて2割ほど減った印象ですが、根強い需要があるようです」

街並みを定期的に観察していればこそ、「あのころはこうだったが、今は――」と時系列的な変化に気がつける。続いてwww9945さんはサンシャイン通りへと歩を向けた。

「銀行がありますよね。あのビル、持ち主は「 ホウライ  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」という会社です。ホウライの売上でもっとも大きいのは牧場。約500頭の乳牛を飼って牛乳を生産しているんですが、あのビルのほか銀座や新宿などにビルを6棟も持っているんです。含み資産銘柄のひとつですね」

プリクラからVRへ。変貌するゲームセンター

ランチを終えたと思しき会社員が職場へ戻るころ、www9945さんは慣れた様子でゲームセンターへと入っていく。

「2階がプリクラコーナーです。16時ころからプリクラ目当ての女子高生が増えるんですが、以前ほどのにぎわいはありません。自撮りアプリに客を奪われているのでしょう。アプリなら何枚撮ろうが無料ですから。3階に上がりましょうか」

以前はプリクラ機メーカーの株を買っていたが、女子高生がスマホで自撮りする様子を見て手放したとも付け加えた。

エレベーターで3階に上がる。そこは多くの人でにぎわっていた。

「VR(仮想現実)ゲーム機のコーナーに衣替えしたので気になっていたんです。すみません、料金は?」

店員に料金を尋ねるwww9945さん。

「90分遊び放題で3500円だそうです。この単価で、平日でもこれだけお客さんが入っていれば、いいビジネスかもしれないですね。店員さんも少ないので人件費もあまりかからなそうですし。ゲームセンター向けにVRゲームを作っている会社を調べたらおもしろいかもしれないですね」

気がついたことは、胸ポケットの忍ばせたメモ帳にすかさず記していく。

「じっくり調べるのは喫茶店や自宅に戻ってから。忘れないようにメモしておくんです」

街で感じる「置き換え」の進行度

ゲームセンターを離れ、次に向かったのはある古本チェーンだ。

「立ち読みをしている人はたくさんいますが、レジは閑散としていますね。違法ダウンロードサイトの影響もあるのでしょうし、『紙から電子書籍へ』という流れもあるのだと思います。ここで立ち読みして面白かったらネットで探す、という人も多いのでは」

店内をひと通り流しながら、目を光らせるwww9945さん。

「100円本のコーナーが拡大したようですね。この本、こないだチェックしたときは250円だったのですが、もう100円に値下げされています。古本チェーンの登場で書店がピンチに陥りましたが、電子書籍によって書籍が『置き換え』られようとしていますね。置き換えは投資家にとってチャンスなんです」

紙の本から電子書籍へ、紙巻きたばこから電子タバコへ、電球からLEDへ――新技術の登場で既存の製品が代替されていくのが「置き換え需要」だ。

「置き換え需要は比較的、長期間続きやすい。池袋の街でも電子タバコ販売店がにぎわっています。電子書籍関連でいえば、子会社が『めちゃコミック』を運営する「 インフォコム  ()  () 前日終値  () 始値  () 高値  () 安値  () ※株価、指数は最低20分遅れとなります。 」、私はポートフォリオに入れています。次はGU(ジーユー)へ行ってみましょう。面白いものがあるんですよ――」

カエル先生の一言

街角ウォッチを続け、資産2億円を築いたwww9945さんは、
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